Read it, Post it.
2007-04-02T23:02:38+09:00
yakkurulove
ブックソムリエ「やっくる」が、読んだ本の感想を、ポストイットに書いて貼り付けるつもりで。
Excite Blog
働きマン①~③ 安野モヨコ
http://yakkuru09.exblog.jp/6684134/
2007-04-02T23:02:38+09:00
2007-04-02T23:02:38+09:00
2007-04-02T23:02:38+09:00
yakkurulove
未分類
働きマン①~③ 講談社 各514円(税別)
『働きマン』が連載されている週刊モーニングの元・編集長にお話を聞く機会がありました。
「働きマンのイメージモデルはウチの妻なんです!!」
「僕が、”仕事と家庭どっちが大事?”と聞かれたら、迷わず”家庭”と
答えるんですけど、妻に同じことを聞いたら「・・・・・・・答えられない」
って言ったんですよ!」
と毒づきながらも、奥様への愛情がひしひしと伝わってくるような笑顔が
妙に印象に残っています。]]>
適当手帳 高田純次監修
http://yakkuru09.exblog.jp/6651845/
2007-03-26T12:42:51+09:00
2007-03-26T12:42:51+09:00
2007-03-26T12:42:51+09:00
yakkurulove
未分類
適当手帳 高田純次監修 ソフトバンククリエイティブ 1,000円(税込)
適当論も読まなきゃ!!]]>
詩人の墓 詩:谷川俊太郎 画:太田大八
http://yakkuru09.exblog.jp/6639336/
2007-03-23T12:55:24+09:00
2007-03-23T12:55:24+09:00
2007-03-23T12:55:24+09:00
yakkurulove
未分類
詩人の墓 詩:谷川俊太郎 画:太田大八 集英社 1,575円(税込)
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葬送 平野啓一郎
http://yakkuru09.exblog.jp/6634453/
2007-03-22T08:41:03+09:00
2007-03-22T08:41:03+09:00
2007-03-22T08:41:03+09:00
yakkurulove
未分類
葬送(第一部上下・第二部上下) 平野啓一郎 新潮文庫
(※今回は、書店にあるPOP風にしてみました)]]>
壊れたお姉さんは好きですか? 中村うさぎ
http://yakkuru09.exblog.jp/6624827/
2007-03-19T23:22:02+09:00
2007-03-19T23:22:02+09:00
2007-03-19T23:22:02+09:00
yakkurulove
未分類
市原悦子にあって泉ピン子にないものとは?
闇フェロモン。
「美人でもなくセクシーでもなく、しかも年取って
オバチャンになっちゃった女は、この闇フェロモンで
男を引き寄せるしかない」(引用)
そう中村氏は言う。
闇フェロモン=相手の未知なる部分
と定義した上で、
二人の闇の「底知れなさ」感の違いは、
市原悦子は「底なし沼」(ねっとり感・純文学系エロ小説)
泉ピン子は「砂漠」(サバサバ感・大衆ギャグ小説)
である、と考察している。
市原悦子の場合は「家政婦は見た」の影響もあると
思うが、確かにその闇に「湿度」が感じられる。
この他にも、独自の「フェロモン道」を語るうさぎ節を
笑いながら、でも感心しながら堪能できるエッセイである。]]>
もしもし、運命の人ですか。 穂村 弘
http://yakkuru09.exblog.jp/6620018/
2007-03-18T22:39:08+09:00
2007-03-18T22:29:35+09:00
2007-03-18T22:29:35+09:00
yakkurulove
未分類
一生ときめき続ける方法とは?
まずは、次の二つの短歌をご鑑賞ください。
①膀胱炎になってもいいからこの人の隣を今は離れたくない
(柴田 瞳)
②冷蔵庫が息づく夜にお互いの本のページがめくられる音
(穂村 弘)
①は恋愛初期のトキメキ期を詠ったもの、
②は①を経てたどり着いたやすらぎ期を詠ったもの、
どちらも恋愛の醍醐味を見事に言い得ていると思う。
でも、
「やすらぎの価値を知りつつ、その一方で、私はどうしてもときめきが
永遠に上昇し続ける、という夢をみてしまうのだ」
そういう穂村氏は、ある画期的な案を思いついたのだという。
その名も
「ときめき延長大作戦」
「基本方針は、上昇の角度を穏やかに抑えることで『ときめき』の
時間をを引き延ばすというものだ。恋の初めの段階であまりにも
急上昇するから水平飛行に移るのも早いのだ。ならば、穏やかな
上昇によって時間を稼いだらどうか。これによって理論上、一生
『ときめき』続けることが可能になる」(引用)
例えば、年齢も本名も知らない夫婦。
お互いを「まあくん」「ちいちゃん」などとあだ名で呼び合っている。
そして、毎年の誕生日に「贈り物」として一つずつ互いのことを
教えあう、というのだ。
1年目は血液型。
5年目は年齢。
そして、五十年目の死の床で。
「お前の名前を教えておくれ」
「ちか、あたし、ちかっていうの。あなた、死なないで」
「ちか・・・・・・・、いい名だ。ぼくはまさる」
「まさる」
「ありがとう、ちか。君のおかげで幸せな人生だった」
「まさる」
「ちか」
と、固く手を握り合って最期の時を迎える。 (一部引用)
この他にも、ときめき延長の具体策が提案されているので、
心当たりがある方は参考にこのエッセイ集をどうぞ!]]>
あなたが、いなかった、あなた 平野啓一郎
http://yakkuru09.exblog.jp/6607395/
2007-03-15T21:20:00+09:00
2007-03-17T23:46:14+09:00
2007-03-15T21:20:26+09:00
yakkurulove
未分類
「表現の強度」に挑んでいる小説
11編の作品が収められた短編集。
その中で、どうしても読めない作品があった。
『女の部屋』
つまらない、というわけではない。
ただ、物理的にどう読んでいいのか分からないのだ。
そんな折、国立新美術館で平野氏の講演が催されることを知った。
ちょうどいい、本人に直接聞いてみよう。
私は、講演を聞きたいという思い以上に、作品の読み方を質問する
という緊張感をもって会場の最前列に席を陣取った。
講演は、「異邦人たちのパリ」という企画展の中で「ルーブルもオルセーも卒業!?
ダ・ヴィンチよりモネより、もっと私たちに近い画家たち」と題して行われたのだが、
メインテーマについての話はここでは控えておくとして、
講演中、平野氏の言葉で特に印象に残ったものがあった。
「表現の強度」
氏は「“紙”という限られた範囲の中で、どういう表現方法が可能か」
を常に考え挑戦しているのだという。
私は、この挑戦の過程で生まれたのが今回の「あなたが、いなかった、あなた」
だと理解した。限られているからこそ研ぎ澄まされる表現。
限られているからこそ「表現の強度」が必要とされるのだろう。
私は『女の部屋』の読み方を質問するのは止めにした。
「この作品を、あなたならどうやって読みますか?」
平野氏が自分自身の「表現の強度」に挑み、私たち読者にも投げかけた(のだと思う)
この挑戦に、もう一度応えてみたいと思ったからだ。
私は『女の部屋』のページをまためくろうとしている。
※「物理的に読めない」ということについて
本屋に行ったらこの本をちょっと手にとって開いてみてください。
この言葉の意味が分かると思います。
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14歳 千原ジュニア
http://yakkuru09.exblog.jp/6415565/
2007-01-31T22:22:00+09:00
2007-01-31T22:48:32+09:00
2007-01-31T22:14:12+09:00
yakkurulove
未分類
ジュニアがナイフを持ち歩いていた本当の理由とは?
千原ジュニアは、若い頃、いつもポケットにナイフを忍ばせていた。
芸人がジュニアを評する時に、必ず出てくる逸話である。
私は、それほど切れやすく、なんにでも突き刺さるような
鋭いアンテナを持っているということの比喩だとばかり思っていた。
しかし、この話は本当だった。
それが、この「14歳」という自伝的小説の中で語られている。
ほとんど学校も行っていなかった中学時代だったが、
鉛筆を削るのはナイフで、というのがジュニアのコダワリだった。
理由は簡単。そのほうがカッコイイと思ったから。
しかし、それを見つけた先生は、当然目くじらを立てて怒りだす。
そこで、ジュニアが先生に言ったこと。
「じゃあ、野球部の連中は金属バット持ってるけど、
あいつらはいつかそれで人を殴るんですか?」
痛快だ。
そして、おもしろい。
実際、吉本に入るきっかけになった、ジュニアが初めて作ったコントも、
このエピソードが元になっているらしい。
そしてもう一つ分かったのが、兄の千原靖史の偉大さである。
「残念な兄」としてネタにはされるが、ジュニアの影に隠れてしまいがちな彼が、
実は、図らずも、ジュニアを芸人の道へ引っ張ってくれた張本人だったのだ。
千原“兄”あっての“ジュニア”。
“陽”と“陰”。“天然”と“知性派”。“無神経”と“神経質”。
そんな対極にある二人にますます目が離せない。
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エンキョリレンアイ 小手鞠 るい
http://yakkuru09.exblog.jp/6252774/
2006-12-27T21:00:50+09:00
2006-12-27T21:00:50+09:00
2006-12-27T21:00:50+09:00
yakkurulove
未分類
THE 遠距離恋愛
アルバイト先の本屋で、
客としてやってきた男性との
運命的な出会い。
「あるか!(心の声)」
男はアメリカ。女は日本。
二人は、すぐに離れ離れになる。
「舞台は整った!(心の声)」
二度しか会ったことがないのに、
二人はお互いが恋しくて恋しくてたまらない。
「始まったよ!遠距離恋愛(心の声)」
しばらくは、メールと電話のやりとりで
連絡を取り合うも、二人の行き違いが
重なったり、他の女の影が現れたり。
「待ってました!はらはらする展開(心の声)」
二人は別れることになる。
「結ばれないのが、遠距離恋愛の常!(心の声)」
そして、時はたち、十二年後、
あの時届けられなかった手紙を偶然読むことになり、
真実が明かされる。
「きたーーーーー!」
・・・まさに、全てが、遠距離恋愛の王道ともいえる、
おあつらえ向きな展開だ。
でも、どうしてだろう?
早く続きが読みたくて、どんどんページを繰っている
自分がいた。
「愛はたわいない会話と、つないだ手のぬくもりの中にあるの。
(中略)だから、愛は狂おしくないの。だから、愛はせつなくはないの」
という一説も印象的。
表現とか、文体とかを全く気にせずに、
これだけ「物語」に引き込ませてくれた小説は
久しぶりだった。
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トリックスターから、空へ 大田光
http://yakkuru09.exblog.jp/6248291/
2006-12-26T21:08:52+09:00
2006-12-26T21:08:53+09:00
2006-12-26T21:08:53+09:00
yakkurulove
未分類
「テロに屈しない」に屈しない男
大田光は、色物になりたいと言う。
「いったい、お前は何になりたいのか?」
最近の大田の発言や、著作などをみて、
こういう問いをされることが多くなったのだそうだ。
司会や、批評や、文章は素人。
そして、芸人という肩書きさえも居心地が悪い。
「イロモノ」というのが一番しっくりくるというのだ。
大田曰く、
色物=その世界に彩(いろどり)を添える人
彩=「面白み」や「変化」のこと
この本では、大田が、まさしくその「色物」として、
世界のあらゆる事象について語ることにより、
私達に「彩」を与えてくれている。
たとえば、アメリカの9・11の際、ブッシュ大統領
が言った「我々はテロに屈しない」という発言。
一見、それは正義の戦いだと我々の目には映るのだが、
その「正義」をこそ、一度立ち止まって、疑ってみなくては
ならない。
自分の正義が人を殺すこともある、ということ。
これに限らず、大田は、「自分を疑う必要性」を繰り返し
説いている。
「自分が確信していることを疑ってみる勇気」
それを持てたとき、人は、彩(面白みや変化)を添えられる
色物になり得るのだろう。
書評、レビュー
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花伽藍 中山可穂
http://yakkuru09.exblog.jp/6051482/
2006-11-17T00:15:26+09:00
2006-11-17T00:15:26+09:00
2006-11-17T00:15:26+09:00
yakkurulove
未分類
正しいくどき&くどかれ方
ある美術教師と、その生徒の母親の出会いの場面。
美術教師は言います。
「わたしはいつもそうなんです。着衣で描くとヌードで
描きたくなり、描いてしまうと興味がなくなる」
「描いても描いても足りなくて、もっと描きたくなるモデルを
探しているのですが」
そして、美術教師は「よかったら肖像画を描かせてくれませんか」
と、その母親にお願いをします。
その答え。
「永遠に描き終わらないなら、いいですよ」
恋愛の始まりとして、なんて官能的で文学的なのでしょう。
今回、一番に印象に残った場面です。
これは、この短編集に収められている「燦雨(さんう)」という
作品の一場面にすぎず、主題としては「老老介護」、しかも
女性同士の恋愛、という特異性も含んでいます。
※ちなみに、「燦雨(さんう)」の意味を、調べてみたところ、
熟語としては見つかりませんでしたが、「燦燦(さんさん)と
陽(ひ)が降り注ぐ」という時に使う「燦(さん)」でした。
だから、「光り輝くように降る雨」といった意味なのでしょうか?]]>
絶対、最強の恋のうた
http://yakkuru09.exblog.jp/6034039/
2006-11-13T21:45:00+09:00
2006-11-13T23:13:11+09:00
2006-11-13T21:45:14+09:00
yakkurulove
未分類
世界の中心で愛を叫ばない小説
題名からして、どんなドラマチックな恋愛話が
繰り広げられるのか、完全に、泣く用意をして
物語に挑みました。
大学のキャンパスで出会う一組の男女。
二人は「もみじ饅頭」をきっかけに付き合い
始めます。
「会いたい、いつも一緒にいたい。授業かあ。まあ、いいか・・・」
時間のある学生が恋愛にはまっていくのは当然のこと。
三角関係?
将来への不安?
恋人の死?
そんなキーワードを探しながら、また、頭に思い浮かべながら、
何らかの「事件」が起こることを期待して読み進めていきました。
「このままじゃだめになる。電話するのは週三回、決まった時間に。
会うのも週一回だけにしよう」
私が大学生だった頃の現実の世界では、到底無理だった約束事を、
この物語の男女は、やすやすとやってのけます。
奪ったり、奪われたり、
裏切ったり、裏切られたり、
傷ついたり、傷つけられたり・・・。
そんな青春の代名詞のようなエピソードは、一向に登場してきません。
主人公の女の子は言います。
(引用)
「恋はスタンプカードのようなものだ、と私は思う。
キスをして、好きだと思って、何かを分かり合って、優しい気持になってー。
そんなことがある度に、私たちはスタンプを押す。一人で押すこともあるし、
二人で押すこともある。スタンプがすべて集まったら、次のカードをもらいに
いこう。
いつまで続くのかな?密やかな気分で私は思う。このカードはいつか、
かけがえのない何かと交換できる。そんな日がきっと来る。」
(引用終わり)
運任せの、宝くじやロトではなく、コツコツとためていけば、必ず、なにか、
(それはささやかなものだけれど)が返ってくるー。
愛をはぐくむことを、スタンプカードを集めることに例えたのは、この小説の
すべてを表していると思います。
つまり、だれでも一度は経験したことのある、身近なエピソードや気持ちを
思い出させてくれるのです。
世界の「片隅」で、愛を「そっとささやく」ような小説です。
書評、レビュー]]>
少し変わった子あります 森博嗣
http://yakkuru09.exblog.jp/5996268/
2006-11-06T22:30:00+09:00
2006-11-07T17:09:14+09:00
2006-11-06T22:30:01+09:00
yakkurulove
未分類
かなり変わったお店あります
想像してみてください。
今、あなたは、初対面の異性と二人きりでご飯を
食べています。
お見合いではありません。
それどころか、年齢、職業、出身地など、相手の
バックグラウンドは、一切尋ねてはいけないことになっています。
あなたなら、何を話しますか?
それとも、何も話さずに、ただじっとご飯を食べ続けますか?
このお話は、そんな「サービス」にお金を払って、
そんな不思議な店に通い続ける男の物語です。
お店といっても、毎回、場所も違う、
相手の女性も違う、
いわば、一期一会の空間と時間、その緊張感を買うのです。
(以下、引用)
私はふと気がついた。(中略)あれこれ説明を受ける必要などない。
どんな名前で、年齢はいくつで、出身はどこで、どんな身分で、どんな
生活をしているのか、どんなことを考えているのか、そういった説明的な
情報によって、その人間の味わいが変わるだろうか。(中略)
そういった情報に、普段どれだけ私たちは惑わされているだろう。
ただこうして、じっと人間がものを食べる仕草を眺めているだけで、
その人間の生き方がもっと見えてくるような気がした。
(引用終わり)
ものを食べる仕草を眺めることで、相手のことを想像する・・・。
そんな行為に、喜びを覚え、次第にのめり込んでいく男。
男が、何人かの「少し変わった子」に会っていくうちに、
物語は、背筋が寒くなるような展開を予感させる形で
終わっています。
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「爆笑問題の文学のススメ」 爆笑問題
http://yakkuru09.exblog.jp/5969014/
2006-11-01T23:16:18+09:00
2006-11-01T23:16:18+09:00
2006-11-01T23:16:18+09:00
yakkurulove
未分類
ナンパ万歳!の本
「嫌いなものが合うといい」
とは、恋愛や結婚をする相手を選ぶときのコツ。
「直木賞受賞夫婦」として有名な、藤田宜永(よしなが)氏の
言葉です。(ちなみに奥様は、小池真理子さん)
この本は、少し前まで、「爆笑問題のススメ」としてやっていた
テレビ番組を書籍化したもの。
毎回、作家の方を招いて、「●●●●のススメ」と題して、
話をしていきます。
「COOLのススメ」平野啓一郎
「怖い話のススメ」岩井志麻子
「勝ち負けのススメ」松尾スズキ
「快楽のススメ」江川達也
「欲望のススメ」中村うさぎ
「ロマンのススメ」団鬼六(+何故か、加藤鷹)
などなど、その人のキャラクター(作品)に合った
個性的な「ススメ」ばかりで、
「ススメられたのなら、やってみようかな」
と、素直な私は、早速いくつか実践に移したほどです。
その中でも、印象深かったのが、冒頭の藤田氏の
言葉。
彼いわく、
「恋人でも結婚でも、嫌いなものが合っている相手を選んだ
方がうまくいくんじゃないか、ということです。
逆に好きなものだと、相手に好かれようと無理したり、ラブラブな
時期だったら、相手に合わせちゃうでしょう(中略)
だから、一番いいのは人の悪口を言うこと。
例えば、二人で飲んだときに、『■■ってさ、感じ悪くない?』
って一人が言って、『そうでしょ?聞いてくださいよ、実はね・・・』
って盛り上がるでしょ。そうなると、『俺たち、気があうな!』みたいな
感じになると思うんだよね」
なるほど。思い当たるふし、ありますね。
ちなみに、藤田氏のススメは「ナンパのススメ」です。
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きいろいゾウ 西 加奈子
http://yakkuru09.exblog.jp/5929183/
2006-10-25T21:10:27+09:00
2006-10-25T21:10:27+09:00
2006-10-25T21:10:27+09:00
yakkurulove
未分類
「おつきさまのにおい」がする本
必要なもの。
・めざましテレビの「今日の占いカウントダウン」
・目覚めるための熱いシャワー
・もこもこと泡だっていく洗顔パウダー
・ナノイオンを出すドライヤー
・ファミマのサンドイッチ
・午後四時の板チョコ一枚
・夕食前の梅味缶チューハイ
・本皮のにおい
・ガタガタガタというミシンの音
・眠りに落ちていく瞬間
以上、今、ぱっと思いついた、私自身の日常に必要なもの。
この物語の始まりも、主人公の「必要なもの」の羅列から始まります。
・カエルの鳴き声(大合唱に限る)
・裏山を吹く風
・欠け始めた月
・ほうじ茶を沸かす儀式・・・
例を挙げただけでも、この物語ののんびりとした田舎の風景が
思い浮かびませんか?
ある夫婦の、スローライフな生活と、ゆかいな仲間たち。
それは、物語の中のことなのに、嫉妬さえ覚えてしまうくらい、
自分には未体験の世界でした。
だって、
「飛行機がさよならをいう音」(引用)
なんて、気にしたことないのですから。
余計なものが何もない分、逆に神経が研ぎ澄まされて、
自分にとって本当に「必要なもの」が見えてくるのかも
しれません。
必要なもの。
・おつきさまのにおい。
そんな風に思える土地に暮らしてみたいな、なんて
思わせる本なのでした。
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